脂肪肝の改善

ダイエットによる肝臓への負担

ダイエットが肝臓に負担をかける?

 

ダイエットはやり方によっては肝臓に大きな負担をかけてしまう可能性があります。

 

 

ダイエットをしたつもりがかえって肝臓に負担がかかり、内臓脂肪を増やしてしまうことにもなりかねません。肝臓に脂肪が溜まって脂肪肝になると、肝硬変、肝臓がんなどの恐ろしい病気に進行する危険性も出てきます。

 

しかし、生活習慣の改善を基本としたダイエットであれば、肝臓への負担を減らし、健康的に痩せていくことができます。

 

 

そこで、どんなダイエットが肝臓に負担をかけてしまうのか、ご紹介していきます。

 

 

こんなダイエットは肝臓に負担!

 

ダイエットの中で肝臓に大きな負担をかけてしまうのが、食事抜きダイエットです。

 

朝食を抜く、夕食は食べずに寝る、といった食事抜きダイエットによって空腹状態が長引くと、栄養がとれないのでエネルギーを保存しておこうとしてしまいます。エネルギーは脂肪として蓄えられるため、太りやすくなるのです。

 

脂肪が肝臓につくことでフォアグラ状態になると、脂肪肝となり、肝臓に負担がかかります。このように栄養不足で脂肪肝になることを、低栄養性脂肪肝といいます。

 

食べなければ痩せる、というのは間違いであるどころか、肝臓にも負担をかけ、病気を引き起こすきっかけになってしまうのです。

 

栄養不足が肝臓に負担をかける原因になる訳ですから、食事を抜く以外にも、りんごだけを食べ続ける、こんにゃくだけを食べるといった単品のみを食べるダイエットも危険です。

 

さらに栄養が不足すると、筋肉からエネルギーを補おうとしてしまうため、筋肉量が低下します。食事を抜いたり食事内容が偏ったりすると、脂肪より先に筋肉が落ちてしまうのです。筋肉が落ちるということは、基礎代謝が低下します。基礎代謝は内臓を動かすために必要なエネルギーですから、肝臓にも負担がかかります。

 

基礎代謝の低下はエネルギー消費量の低下にもつながるため、ダイエットをしているつもりがかえって太る可能性もあります。一時的に体重が減っても、リバウンドしやすくなります。

 

肝臓に負担をかけずに確実にやせるには、食べずに痩せることを意識するのではなく、あくまで腹八分目や栄養バランスの良い食事、適度な運動など生活習慣の改善が効果的、ということです。

 

 

まとめ

 

ダイエットによる肝臓への負担についてお話ししました。無理なダイエットをすると肝臓に負担をかけてしまい、かえって太ったり肝臓病のリスクを高めたりすることになりかねません。生活習慣の改善を基本としたダイエットで健康的に痩せることを考えていきましょう。