脂肪肝は恐怖の病気?
脂肪肝の恐怖とは?
脂肪肝は恐怖の肝臓病です。
一見すると脂肪肝はそんなに恐ろしい病気には見えないのですが、それこそが脂肪肝を侮ってしまいがちな原因です。
肝臓に脂肪が溜まっているということは、それだけで恐ろしいことなのです。
なぜ脂肪肝が恐怖の肝臓病なのか、その恐ろしさをご紹介していきます。
脂肪肝の6つの恐怖
脂肪肝の恐怖1
- 肝臓がんへの進行
脂肪肝になると肝臓がんになるリスクが高まります。脂肪肝が進行すると、肝炎や肝硬変、肝臓がんといった肝臓病になる危険性があるからです。
脂肪肝の恐怖2
- 生活習慣病との合併
脂肪肝の主な原因は生活習慣の乱れですから、生活習慣病とも相性が良い病気です。糖尿病や高脂血症、高血圧、動脈硬化などの生活習慣を併発するリスクがあります。
脂肪肝の恐怖3
- 自覚症状がない
脂肪肝は自覚症状がないところも恐ろしさの1つです。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、異常があっても自覚症状がほとんど現れません。そのため、異変に気がついた時にはすでに手遅れだったり、肝臓の数値が悪くても治療を後回しにしていたら肝臓がんになっていた等、治療が遅れやすいという恐ろしさがあります。
脂肪肝の恐怖4
- お酒を飲まない人もなる
脂肪肝はお酒を飲む人に多いイメージがあるかもしれません。しかし、お酒を飲まないから肝臓は悪くならない、というのは間違いです。お酒を飲まない人でも脂肪肝になり、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)という肝臓病になる可能性があります。食べ過ぎや運動不足によるエネルギー過多が主な原因となります。
脂肪肝の恐怖5
- 痩せている人もなる
脂肪肝は痩せている人もなる可能性があります。痩せている人の脂肪肝は、栄養失調や過度なダイエットによる栄養不足などが主な原因となります。
脂肪肝の恐怖6
- 何度でも再発する
脂肪肝は一度治っても、何度でも再発する可能性があります。食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、栄養の偏り、運動不足は脂肪肝の原因となります。脂肪肝が治ったからといって油断はできません。
まとめ
脂肪肝の恐怖についてお話ししました。脂肪肝は肝臓に脂肪が溜まっているだけ、と侮ってしまいがちですが、それこそが脂肪肝の恐怖です。
害のなさそうな病気に見えて、実は恐ろしい病気の引き金になる、しかも自覚症状がほとんどないという恐ろしさがあります。脂肪肝が見つかったら、早期に治療を開始していきましょう。