重度の脂肪肝のリスクと治し方
重度の脂肪肝になると?
脂肪肝は肝臓に脂肪が溜まり、フォアグラ状態になっている病気です。その脂肪肝が重度になると、どのようなリスクが生まれるのでしょうか。
脂肪肝というと太っているだけで、そんなに悪影響がないような気がしてしまうかもしれませんが、実は脂肪肝には恐ろしいリスクがあります。
脂肪肝をそのままにしておくと、どんどん進行して重度の脂肪肝になっていきます。
脂肪肝は他の色々な生活習慣病と相性の良い病気ですから、重度の脂肪肝になるほど糖尿病や高脂血症、動脈硬化などの別の生活習慣病を併発する可能性が高まります。
重度の脂肪肝で恐れられているのが、肝臓病の進行です。脂肪肝が重度になると、肝炎→肝硬変→肝臓がんという経路で病気が進行していきます。脂肪肝を放置して重度になることで死亡する危険性も出てきてしまうのです。
重度の脂肪肝を改善する方法
脂肪肝の状態であれば、重度であっても自分の努力次第で治せる可能性があります。
お酒をよく飲むという人は禁酒をしましょう。アルコールはアルコール性脂肪肝を引き起こす原因となります。肝臓への負担も大きく肝臓がんになるリスクも高まるので、重度の脂肪肝がさらに悪化する前に禁酒を始めましょう。
お酒を飲まなくても、生活習慣が乱れていると脂肪肝になることがあります。メタボや肥満状態の人は、生活習慣の改善を心がけていきましょう。腹八分目を守り、1日3食栄養バランスの良い食事をすることが大切です。よく噛んでゆっくり食べることで、食べ過ぎを防ぎましょう。
摂取したエネルギーを消費しきれないことで肝臓に脂肪が溜まっていくので、食生活の改善とともに運動の習慣もつけていきましょう。
ただし、運動は肝臓に負担がかかる行為でもあるので、重度の脂肪肝の場合は医師と相談しながら無理なく行っていきましょう。運動不足の方には、手軽にできて負担も少ないウォーキングがおすすめです。
まとめ
重度の脂肪肝についてお話ししました。脂肪肝が重度になると恐ろしい病気に進行するリスクが高まります。手遅れになる前に、脂肪肝のうちに治してしまいましょう。