脂肪肝の改善

脂肪肝は危険なのか

脂肪肝は危険な病気?

 

脂肪肝というと、肝臓に脂肪がついているだけで、そんなに危険な病気という感じはしませんよね。

 

 

以前は脂肪肝になっても、危険度が低い病気としてそこまで危険視されていなかったこともあったようです。しかし最近では、脂肪肝は危険な病気として、早期に治療を開始することが勧められています。

 

脂肪肝はどのくらい危険な病気なのでしょうか。脂肪肝の何が危険なのでしょうか。

 

 

脂肪肝の危険度についてお話します。

 

 

脂肪肝が危険な理由

 

脂肪肝は、肝臓に脂肪がついている状態ですから、脂肪肝自体にそこまでの危険性はないと思われがちです。しかし恐ろしいのは、脂肪肝になっていると他の様々な病気を引き起こしやすい状態になってしまうというところにあります。

 

脂肪肝はメタボや肥満のように、生活習慣病のリスクが高まります。食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレス、栄養不足、睡眠不足、運動不足といった生活習慣の乱れが原因で起こる脂肪肝は、糖尿病や高脂血症、高血圧、動脈硬化などの他の生活習慣病とも相性が良く、合併の危険性があります。

 

また、脂肪肝が危険な病気として扱われているもう一つの理由が、肝臓病への進行です。脂肪肝はそのままにしておくと肝炎や肝硬変、肝臓がんへと進行する危険性があります。脂肪肝がきっかけで死に至る病にかかる可能性があるのです。

 

脂肪肝は自覚症状がほとんどありません。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、病気になっても分かりやすい自覚症状がなかなか出ないため、手遅れになりやすいという特徴があります。
さらに、脂肪肝は太っている人やお酒を飲む人に多いと言われますが、痩せている人やお酒を飲まない人でも脂肪肝になる危険性はあります。栄養の偏りや食べ過ぎなどの原因で、誰でも脂肪肝になる可能性があります。

 

 

まとめ

 

脂肪肝の危険性についてお話ししました。脂肪肝は肝臓病や生活習慣病を引き起こしやすくなる危険な病気です。誰にでも起こりうる病気ですので、脂肪肝が見つかったら進行する前に、すぐに治療を始めていきましょう。