寝酒の肝臓への影響
寝酒は肝臓に悪い?
寝酒をするとよく眠れるという人も多いでしょう。
寝酒が毎日の習慣になっているという人もいるかと思います。
しかし、寝酒は実は肝臓には良くない飲み方です。
お酒によって肝臓にダメージが与えられ続けると、脂肪肝や肝硬変、肝臓がんといった病気の原因になる可能性もあります。
肝臓病を防ぐためにも寝酒は控えていきましょう。
寝酒が肝臓に良くない理由
寝酒が肝臓に良くないのは、寝ている間にアルコール分解が行われるからです。せっかく睡眠に入っても、アルコール分解のために肝臓が働き、しっかり休むことができないのです。つまり、普通にお酒を飲むよりも寝酒の方が肝臓に負担がかかってしまうということです。
また、寝酒は眠れない時に睡眠導入のために飲む、という人も多いかもしれませんが、実は寝酒は睡眠の質が低下するため、睡眠導入に適していません。
確かに寝酒によって眠りに入ることはできるかもしれません。しかし、寝酒をするとアルコールの作用によって覚醒し、数時間で目が覚めてしまいます。睡眠の質が浅くなるため、寝ても疲れがとれなかったり、だるいといった不調が出てきます。
睡眠不足になると肝臓をはじめ体全体に負担がかかりますし、代謝が悪くなるので脂肪肝のリスクも出てきます。
寝酒をやめて肝臓病を防ごう
肝臓に負担をかけないためにも、寝酒は控えていきましょう。お酒は最低でも寝る3時間前までにすることが大切です。また、お酒は日本酒換算で1日1合以下、週に2回の休肝日を作ることが理想的です。
眠れない時は、穏やかなクラシック音楽やヒーリング音楽を小音量で流したり、深呼吸をしたりすると効果的です。また、夜の睡眠のためには朝起きた時に、カーテンを開けて日光を浴びることが大切です。快眠に必要なメラトニンは朝日を浴びることで合成されます。
まとめ
寝酒の肝臓への影響についてお話ししました。寝酒は肝臓に悪いだけでなく、睡眠導入としても適していません。寝酒を控えて肝臓病を予防していきましょう。